環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

動物

常友から見る対岸

吉田の入江から新可愛川橋を渡ってから、三次市の秋町までの区間は、国道54号は江の川を渡ることなく北側・西側を通っている。その間も川は蛇行を繰り返していて、国道に接したり離れたり。 一本木のバス停の先、吉田町常友で国道に近づいた江の川は対岸の吉…

川の中と上の動物

合流点付近の川の中は、広い河原と散在する中州に草木が生い茂っている。堤防上の国道から川の方を眺めても木の枝に視界が遮られる所も多い。 悠々と飛び交う鷺の住処もあるだろうし、川のど真ん中で甲羅を干す亀の寝床もあるだろうし、身を隠せる場所は多い…

公園入口の猫

その記念碑は公園北口の脇にある。 入口は子供の背丈くらいの壁が構えてあり、「三篠北町公園」との名札がついている。 その上にすわる猫。回りこんで後ろから見てもとくに動かす。触られ慣れているかどうかは、さわるまではわからない。

ひなたの境

ちょうどその道を下っている時間に陰が差し始めていて、道に寝そべっていたらひなたぼっこが終わる。民家のいろいろな物の上に乗れば、いま少し日にあたり続けられる。

上下する猫

広い段の参道に手すりがあって上り下りがしやすい。 猫もうろうろしている。 上の段にいたと思ったら擦り寄るように近づいてから下の段へ。 そしてまた近づいてくっつきながら横になった、かとおもったら上に上がって日陰に座る。

川の窪み

傾斜が強くて水量が少ない川となると、低い位置にある排水口から流れる水も地べたに直接うちつけて留まらない。 烏帽子橋のすぐ上。川の真ん中のわずかな窪みでも、ほかの川床よりも水を貯めておけるのでカモが浮かぶ余裕がある。 その周りをぺたぺた歩くカ…

川向こうの五頭

水分峡入口では榎川を挟んで道路と駐車場があり、駐車場から分かれた遊歩道は川下のあずまやなどへ通じる。川との高低差は大きい。 川の向こうで日を浴びている猫にとっては、向こうからいきなり近づいてくることはないとわかっていれば余裕を持ってこちらを…

一定の距離

水分峡(府中町)入口の広場に白い塊が見えた。 川に近い柵の下にひそんだ猫。 この様子では、こちらがこれ以上近づいたら姿を隠すだろうと思い、反対方向に移動する。 ふりかえると猫は水溜りに移動していた。こちらに近づいた、というつもりではないような…

郷土資料館のまわり

南区の郷土資料館の外で見かける猫はいろいろいる。 縞々模様だとほかの猫よりレンガ建物に紛れるか。 地面の段差も歩道の点字ブロックも関係なくすたすた移動する。 緑濃い初夏の植込みに寝る白と黒はよく目立つ。

門前の白い足

花の無い秋の園路、岩国徴古館の表の道は緑と灰色の地味な静かさだった。そんな中を動く白まじりの猫。 こちらが門前に近づくころでも猫は悠々と歩く。いかにも観光地の応対。

堀と堀端の生き物

水をたたえた内堀の中に住む生き物は、鯉と亀と鴨が目立つ定番。当たり前の存在になって却って目立たない。 堀の周りを徘徊する猫たちもまた、公園に居るのが当たり前になって久しいけれど、山の麓に猪が出没することと併せて城跡公園っぽさを感じるところか…

緑道の高低差

安川緑道を横切る道路は、緑道の両側を通る道と同程度に細い。両方に向いた「減速」の道路標示が所狭しと並ぶ。 車道よりも高い位置に緑道内の舗装はあるが、緑地そのものは旧河道(暗渠)を囲むような谷間に下りる。 遊歩道はたいてい一番低い位置ではなく…

切り株の字

西園はアジアの動物ということで、レッサーパンダやシフゾウなど「国際交流でやってきた動物」*1とともに、「日本の動物」の一部も配置されている。 タンチョウの柵の近くには「鶴」(正字体)が白い字で、ニホンカモシカのところには「氈鹿」が黒い字で、切…

鳥の囲い

園内のほかの鳥は、種類により見せ方により、囲みがあったり無かったり。 子供向けエリア「ぴーちくパーク」のインコ類は側面の開放された屋根の中に。 猛禽類は高く頑丈な檻の中に、タンチョウのいる区域は松や池をすっぽり覆う網の中に。

フラミンゴの脚

安佐動物公園では入口からすぐの位置にフラミンゴがいる。 ASAZOO アニマルマップ リンク先園内地図では「エントランス」のグループにヒヒやペリカンなどとともに各種のフラミンゴが紹介されている。 起きていたり寝ていたり、立っていたり座っていた…

鳥の足裏

そんな感じで水辺に立つ鳥は足がよく見える。餌を求めてきょろきょろ歩きまわる姿も足の動きを目立たせる。 片足立ちのとき、向きによっては足の裏が見える位置になる。 低く飛ぶ姿には両足の裏が黄色く映える。

水と砂の上

最近はめっきり通る機会がない本川河口部、吉島橋近くの河原。 イカダの上以外は岩場もほとんどないだだっ広い川を、潮が満ちているときは浮き、ひいているときは砂の上をぺたぺた歩く鳥。 角度によっては佇む足がよく見えたり、 水が浅くて澄んでいれば、水…

円筒の上で

更に上流、ススキの河原にカモがぷかぷか。 泳いでいるときは足はあまり見えず。陸上にいても伏せていたら足は隠れる。 パイプの上に乗っている姿で、水かきのついた足がよく見える。サギのように管をまるごと掴むことはできないけれど、パイプの面にそって…

水管橋と鳥

そのすぐ下流には廿日市市水道局があり、大方橋と並んで水管橋が通っている。 はじめに見かけた時のサギの位置は管の上で、羽根が風にそよいでバサバサした格好。 人が近くを通るせいか、そこから少し位置を変えてコンクリートの上に。整った姿勢で上流を見…

戸坂川の端

太田川へ注ぐ戸坂川。 合流点近くでは、県道を挟むように「戸坂樋門」の建物が高々と構える。 「樋」の「甬」部分がポロッと取れていても他の字と間違うことは多分無い。 道路に挟まれた川には沢山の橋。水管なども張り巡らされる。そんな円筒の上に止まる鳩…

鵜の動き

その上流側には形の違うブロックがこまごまと固まっている。 ブロックの上に立っている二、三羽の鵜。鷺と違って単独で見かけることは少ない。 飛ぶ体勢になると両の翼を高々と上げ、川に向かって走りだす。

取水場の鷺

太田川が戸坂で曲がるあたり。複数の取水施設のあるこの一帯にも消波ブロックが連なる。 ブロック(テトラポット )の上を歩くと落ちて怪我をすることがあり、危ないので近よらないでください という、「テトラポット」の絵も付いた注意書きが堤防上にあり、…

港の鳥と高低

港の奥には砂浜がわずかにあり、道路の高さまで石垣と消波ブロックがそびえる。 北から突き出た防波堤も消波ブロックの塊で、土台の石は一段分ほど残して緑色。水際でうろうろする鷺。 南からはコンクリートの防波堤が垂直な壁をつくる。鷺は水際から離れた…

参道が坂道

亀山神社の階段の下はさらに坂道が続く。坂道の入口には浅野長勲揮毫の注連柱*1。 強い傾斜の坂道。周りは民家で道の脇に所々並木が仕切りになる。 白い道を横切る白い猫。尾も白い。 関連 横切る猫 http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20101226/1293384280 *…

筒瀬八幡の物陰で

同じく雉を見かけたのが、太田川中流の湾曲部にある筒瀬八幡神社。 ただそのときは鳴き声も無かったので、はじめは気付かずになんとなく境内の社叢を眺めていたところ、木々の陰になっているあたりに何か丸い塊が写真に収まった、けれど次の瞬間には姿を隠し…

戸島川沿いの草むら

水面が遠景を映さない、草の生い茂る田畑や畔が広がっていて、その合間を流れる戸島川はまだ小さな幅で目立たない。 けけけけ、と鳴き声が響くので見回してみると、川に近い草の中に雉が一羽。県道からちらっと眺めたけれど、すぐに姿を隠していった。

田植え前の水田

向原町の県道29号を東へ。峠を下ると道の左手がだんだん開けてきて、戸島川沿いに田畑が広がる。 水を張った状態の水田に佇む鷺は、背景とともに水面に逆さの像を写す。背景によっては苗がある時よりも目立たないかもしれない。

水田の鳥

その社の手前に広がる水田。見かけた時期は田植えから間もない頃で、二羽のカモが畔や苗の間を行き来している。田んぼが庭のようなものか。 芸備線の別の場所で、車窓から見下ろす水田のほうぼうに見られる鷺の類。遠目にも目立つ緑の中の白い点々。

八幡川河口域

さきの「餓鬼の首地蔵」の説明板には「2」とあり、八幡川東岸の舟木ポンプ場には「1 八幡川」の説明板がある。 下の2点の写真は、飛来したユリカモメ(平成14年)と「八幡川鉄橋を走る英国製蒸気機関車」(明治30年)が紹介されている。 本文では川の全長…

鯉の寄る池畔

橋の横に添えられた木製の通路は、石橋の上にいるよりも池の水の近くに迫っている感覚を与える。 その場所で餌を与える機会が多ければ多いほど、人が通る気配だけで鯉は群れをなして集まってくる。 橋の南岸近く、鯉の餌売り場の近くもまた鯉や亀が群がって…