環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「北の郭」の駅なので「城北駅」

はてなブックマークに時間を費やして、いつのまにか寝入っているということはよくあることで。
これまで明言せなんだけれど、なしくずしにしてしまいそうなので、「1日1項目掲載(日付変更は翌朝)」と明記する。日課だもの。


それはともかく、アストラムラインの地下部分は城北駅と白島駅の間から始まって、県庁前駅と本通駅で地下街に繋がる。
地下を工事する過程で、かつて埋め立てられた堀の跡が出現する。
城北駅のそばにある石積みは外堀の石垣だった物。説明板にはこうある。

 この石積みは、広島新交通システムアストラムライン」建設工事に伴い、平成4年から平成5年にかけて城北駅北交差点付近において発掘調査された広島城外堀の石垣に使用された石材を利用して構築されたものです。
 広島城は、約400年前の慶長4(1599)年に毛利輝元によって築城されたもので、内堀、中堀、外堀の三重の堀が巡る、面積約1km²にも及ぶ中・四国最大の城郭でした。
 この付近は、当時「北の郭*1」と呼ばれた武家屋敷地の北西部にあたります。
 この度、掘り出された石垣は、明治末年に埋め立てられ、再び約80年ぶりに道路の下から姿を現したものです。

  発掘調査主体 財団法人 広島市歴史科学教育事業団
  建設省

*1:「くるわ」のルビ付き