環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

大歳原

熊野町の旧熊野村の字の一つ「出来」は筆の里工房の南のあたり。
その中の小字「大歳原(大年原)」のあたりは神社が集まる。
写真は教育委員会の設置した境内図。
中心にあるのが大きな拝殿をもつ「大歳神社」、穀物の神。

東隣には「大年愛宕神社」、火伏せの神。
西隣には天然記念物のモッコク。
両社の入口に並ぶように建つ「佐太夫神社」、梶山佐太夫を祀る。
大歳・佐太夫どちらも享保六年に勧請・創建したと伝える。
熊野町史 通史編』*1の「町域の神社・小祠」を見るだけでも、
享保五年勧請が萩原神社(萩原)・土岐神社(萩原)・厳島神社(城之堀)
享保六年勧請が胡子神社(萩原)・皇城神社(萩原)・厳島神社(城之堀)・大歳神社(城之堀)・稲荷神社(城之堀)・初神神社(初神)
が挙がっている。

*1:熊野町立図書館-デジタル熊野」http://www2.lib.town.kumano.hiroshima.jp/doc/ 内PDF