環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「ひろしま 近代医学のあけぼの」

図録の「関連年表」は、天正19年*1の「毛利輝元広島城入城」から、明治29年の「尼子四郎・富士川游ら、芸備医学会を設立する」までの出来事が書かれている。『日本医学史』は主要参考文献の筆頭にある。

  • 展示資料:105点

医薬の神
小さな木の像が表紙を飾る。

    • 神農像

1 近世広島の医人たち
医書の古典や医師の治験や随筆や啓蒙書や。

    • 恵美三白の門人『恵美君医事談』
    • 土生玄碩の門人『獺祭録』

2 広島藩と医療
一部を残す日渉園と跡形もない犬追原

    • 小田好道『草木志』
    • 和田菁華『犬追原薬草園絵図』

3 地域医療の展開
領内各地に医者もいる、まじないも残す

    • 保生堂周岱・周文・周元『保生堂日記』
    • 井上氏『愛染明王百符相伝秘書』

4 近代の広島医学
コレラはやる

    • 「内外科医術開業免状」
    • コレラ予防日用食物心得」

5 広島の売薬
パッケージに意を注げば後の世まで保存してもらえる

    • 「御室御所参入許可書」
    • 「安の目薬」薬袋
    • 「原田水」薬瓶

参考

*1:西暦1591年