環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

江波皿山の景


江波山気象館*1から江波皿山を望む写真。
住居表示「江波二本松(えばにほんまつ)」は、江波山(下山)と江波皿山(上山)、そしてその間の平地を指す。
江波焼の染付山水図皿に「江波山に生い育っていた二本松(地名となっている)を前景にした安芸小富士の風景」*2が見られる。
広島藩出資の江波焼は文政11年*3に始まった。廃藩までは続かなかった様子。
このころはまだ「江波島」の状態で、北部の舟入とは陸続きではなく丸子橋で繋がっていた。

参考

村上正名『広島のやきもの』国書刊行会 1984
『日本歴史地名体系35広島県の地名』平凡社

*1:江波南一丁目

*2:『広島のやきもの』p181

*3:西暦1828年