環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

白神社の岩礁

本殿横に突兀と岩岩がごろごろ。
説明板にはこうある。

この岩礁は、広島城築城当時(1591年)海岸線であったこの付近に露出していたものです。又、国泰寺愛宕池の岩と一体のもので、このような岩礁が市街地に残っていることは、三角州発達の歴史をたどるうえで意味深いものです。
 なお、かって、この岩礁上に白紙を立てて航行の目印としたと伝えられています。
 昭和60年3月 広島市教育委員会

次第に埋め立てが進んで海岸線は南に延びた。寛永年間の広島城下図には、「白神大明神」が北・南・東を寺に囲まれ、西には川が流れ、南方に国泰寺新開が広がっている。潮が満ちるからまだ海岸といえば海岸。

参考

『復刻古地図 寛永年間廣嶋城下圖』人文社