というふうに、広い境内にある石造物を片っ端から載せていくと、きりがないくらい多いので、
『沼名前神社の石造物-石が語る鞆の津の歴史-』(福山市鞆の浦歴史民俗資料館発行)のような本も作られるほど。
境内の方々を取り巻く玉垣も、場所ごとに設置の時期や奉納者も異なり、寸法・刻字も一本一本記録されている。
玉垣の場所を区切ると、
- 本殿北側
- 本殿南側
- 本殿南側石段上北側
- 拝殿北側
- 拝殿南側
- 大石段北側の外側
- 大石段南側の外側
- 大石段北側の内側
- 大石段南側の内側
- 随神門北側
- 随神門南側
- 二の鳥居北側
- 二の鳥居南側
となる。
赤い鳥居をあがって左右にあるのが「拝殿北側」にあたり、さらにその北と南で分かれる。
赤鳥居北は明治29年築造で、親柱10本・子柱57本。
赤鳥居南は文化6年*1の築造で、親柱4本・中柱11本・子柱91本。写真奥の社務所まで連なっている。
*1:1806年・己巳