環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

ゆるぎ観音案内図

道の途中にある説明板は熊野町教育委員会の設置で、

左側に「慶応元年(1865年)12月に、水木嘉衛門という人が、観世音菩薩に難病の祈願をしたところ全快しました。それをよろこんで、〜」という解説、右側に案内図を配する。中央に観音堂のある平地を置き、散在する磨崖仏のうち特に集中する地点を灰色に塗っている。

到着するとまず駐車場が広がり、観音霊水や観音像などの比較的新しい設備がある。
そこにある案内図は「城山自然遊歩道」と題しているだけに、山道の距離・方角の正確さを重視している。記されている石仏は道の分岐点で目印になるものに限られる。


観音堂にあがると、昭和57年設置の「揺観音三十三体位置之図」がある。この地図には磨崖仏すべての位置が示され、33までの数字と番外3つを記して寄進者の名も載っている。