環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

ゆるぎ観音霊場の形成

この地に観音堂が建立された慶応2年以後、だんだんと整備されていった。
入口付近にある説明板「杉松山*1ゆるぎ観音縁起」*2に、

磨崖佛は、西國三十三ヶ所観音霊場より、勧請され、明治の初めより毎年一体づつ彫られ三十六体が完成したのは大正三年である。

とある。例えば上の画像の磨崖仏には「第八番 豊山 長谷寺」の札が見える。


三十六体の完成後の「大正六年」が刻まれているのは、観音堂に至る石段の最上部。平成になって手すりが加わる。

観音堂は昭和36年に再建されている。

*1:さんしょうざん

*2:平成20年、熊野町郷土史研究会の設置