環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

交差点の石灯籠

明治の終わりに、出雲街道は県道として整備されて、当時としては幅の広いまっすぐな道が可部の奥の根之谷までのびた。

安神社の正面では、今より東に反っていた道が境内を貫通したことで、境内社の恵美須社や石碑・老松などが道路向かいに変わった。道路を遮る形になった松は後年取り除かれる。

琴柱灯籠は交差点の角で街灯のような役目を果たしている。
足の部分には「天明貳壬寅季」*1「奉寄進」「常夜燈」という篆書。

参考

祇園町誌』

*1:1782年