環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

三原城天守台

原城では、本丸部分を分断するように三原駅が位置する。
広島城と同じく、国立公文書館デジタルアーカイブ*1の「正保国絵図」に「備後国之内三原城所絵図」が含まれる。

駅の北に本丸北端の天守台とそれをとりまく堀が現存する。絵図では両角に櫓が描かれていて、その間隔は「二十間と」ある。「殿主䑓」(という表記)の周りの石垣は高さ「七間二尺」で、その南に連なる本丸の石垣は「四間二尺」とある。
本丸の南北の長さについては「北之角矢蔵ヨリ南之矢蔵迄九十三間」と記されている。

天守台の西の角から南へ170mほど、駅前の道路のあたりで大手門となる。それより南は33間で海に至る。