環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

ワゴンの擬人化

甲田町の旧役場近く。「ワゴンのりば」と書かれた立て札に車の絵が載っている。自動車の場合、手足をつけなくとも正面を顔にすれば擬人化。

新公共交通システムご利用ガイド 新公共交通システムご利用ガイド


平成22年から始まった安芸高田市の新公共交通システムのキャラクターで、絵の下に「あきたか太助」の名が見える。
朝と夕方の路線バスが数十人を載せて特定のルートを走るのに対して、「お太助ワゴン」は昼間に予約に応じて運行するデマンドバス。吉田の中心部と周辺(美土里・高宮・八千代・甲田・向原)を結んで、利用者の自宅近くから公共施設への移動を不自由なく行えるようにという対策。*1
安芸高田市新公共交通システム出発式 安芸高田市新公共交通システム出発式
出発式のページには、「お太助ワゴン」のほか、川根地区の「もやい便」と智教寺・大所地区の「友愛 とろっこ便」のワゴンも並んでいる。
ドアを開けた状態の写真に「持ちやすい手すりと乗り降りしやすいステップがつきます」との説明もある。「あきたか太助」のイラストも側面のステップが強調されている。
けれども利用者の意見*2の中には、ステップがあっても車両によっては乗り降りでの不便を感じる声もあったりで、主な利用者である高齢者にとっての乗りやすさが求められている。究極的にはネコバスみたいな感じで。

*1:pdf『新公共交通システムご利用ガイド』 「吉田方面から遠いところを地域の出発点として予約先を巡りながら乗降を繰り返し、最終的には吉田町中心部へ1時間で到着します」

*2:のPDFファイル"P06405"