環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

大和橋(やまとばし)

現在の大和橋は平成9年に架け替えられたもの。


和木町側の下手に「大正十五年二月竣功」の時の親柱が保存されている。そこに説明板も設置されていて、四境の役の際に撤去されていた「土橋」に始まり、明治13年ごろ以降「大和橋」の名が付けられたらしいという。大正15年の架け替えから鉄筋コンクリート製となる。

下流の「栄橋」(国道2号)が昭和17年に架かるまでは大和橋が幹線道路であった。山陽本線の鉄橋より上流側とはいえ、木野村の渡しによる西国街道山陽道)が、より海に近いルートになったという変化でもある。