環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

縁取りの線

吉香公園内を見ると、高々と聳える「義濟堂」の石灯籠のように遠目にも刻字がくっきり見えるものもあれば、

吉香神社参道の注連柱のように、近づいてみてようやく字が大きく刻まれていると気付くくらいの白っぽさ。


字の内側を掘りくぼめるでなく、浮き上がらせるでもなく、ただ輪郭の線が筆跡をかたどっている。

ふと道しるべの文字を見ると、内側の色が抜けて白抜き文字、じゃなくて縁取り文字へと進行している。