環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

もと二又土手の石灯籠

早稲田神社境内にある、笠の広い石灯籠には、竿の表に「奉獻」、側面に「椎木連中」とある。けれどあまり目立つ刻字ではない。


由緒
此の石灯籠は、弘化5年二股土手の常夜灯として串(現南二丁目)の人々により土手に建立されたものであるが、昭和56年河川改修工事に伴い処分されるのを惜しみ、神社に寄進されたものである

という説明が隣にある。もとの場所から移転したからには、この小さな由緒書きも石灯籠と不可分の要素。*1


「串」も「椎木」も二又川下流南岸部の地名で、背後に二葉山がそびえる。牛田の方からすると串山というべきか。

*1:記念植樹の場合あまり本体に密着させられない