環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

文字抜粋「戸」

戸坂川」の白い角柱に、所在地の番地や「国土交通省」の重ね貼りなどが黒字で目立つ。うっすらと「太田川水系」などが白抜き文字のように残っているものの、とくに塗り重ねなくてもいいという判断だろうか。



その角柱の「戸」にしても「戸坂取水場」の「戸」にしても、印刷の字ではよく目にする形。上の一画目が「一」のように横長になっている。

「戸坂城山小学校」の手づくり看板の場合、一画目の左端が二画目の起筆部と揃う。こちらのほうが整った感じがしないでもない。

広島市戸坂取水場」と「呉市戸坂取水場」の並んだ表札では「戸」の上は点であらわされる。書きやすさと整えやすさでは点で済ませるほうが気軽。手書きではなるべく平行線を強いられずに崩せれば良いし、そうでない作字ならそれぞれの目的に合った形にすればよろしい。