環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

承安四年の御幸

『厳嶋道芝記』の「巻一 本社之部」には「御幸之事」という項があり、厳島神社上皇の御幸のあったことの史料を挙げている。その筆頭に承安4年の後白河院の例がある。

百錬抄曰承安四年三月十六日法皇建春門院臨幸安芸厳島 四月五日還幸云云 按するに法皇後白河上皇を申し奉る

いつから伝えられたものか「御行幸松」として松の木の一部が保存されている。