環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

正徳二年の鳥居

同じく文政2年の『国郡志御用につき下調べ書出帳』には、宝永3年*1の氏子12ヶ村による再建棟札に「惣社八幡宮」とあると記す。他の時期の棟札もあったのだろうけれど、可部地域の総鎮守としてそう呼ばれていたという実例として挙げられている。

参道階段途中の段上に石鳥居があり、そこには「八幡宮」「可部庄」などの字が見える。隣に説明板が加わっていて、この鳥居は正徳2年*2の奉納で、昨年平成24年で三百年を迎えたとある。

*1:西暦1706年

*2:西暦1712年