昭和17年建立の「中道卯之助翁頌徳碑」。背面の撰文は当時の県知事の吉永時次*1。
刻字の黒い部分と白い部分がまだらになっていて、角度によっては読みにくいものの、欠けたり風化したりしているわけではない。
『広島の石碑 心と形(第一集)』では46頁に紹介があり。碑文そのものではなく、文中でも辿られている氏の経歴が載っている。村長になる前の明治末期に「広島県会議員」「安佐郡会議員」「広島県酒造組合長」を務め「広島酒の品質改良、生産増強」などの功績を残す。
「昭和五年 今上陛下福山市ニ行幸シ給フヤ辱クモ單獨拜謁仰付ケラレ次テ叙勲ノ御沙汰ヲ拜ス」など、いろいろな栄誉を受けることになる。
*1:相川勝六の次の代