環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

伐られなかった木

大雑把に分けると、寺山の北半分は平坦面になり、南半分は山林の中を遊歩道が整備された。


可部の街を一望できる空間のためにはある程度木を伐って見晴らしをよくする必要があるが、地面の色だけの殺風景な広場がいいか、放置されて灌木の繁茂する草むらがいいか。その後の利用頻度が左右する。


広場や遊歩道以外の場所に生えている樹木で、歩道近くにあるものには、広島城のように樹種を示すプレートが取り付けられている。ネズやシリブカガシやオオバヤシャブシなどなど、カタカナのとっつきにくさはあるものの説明文と図版のバランスはいい。