環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

八幡宮&厳島

豊田郡須波村の『国郡志御用につき下調べ書出帳』には、上須波と下須波氏神として左坐に「皇后八幡宮」右坐に「厳島大明神」の名を載せる。左坐の御神体は「金紙幣」、右坐の御神体は「白紙幣」でそれぞれ三柱の祭神を載せて対になる。『芸藩通志』では「八幡厳島神社」と繋げた項目名になる。


石鳥居扁額には「皇后八幡宮」とあり、脚には「須波八幡宮」とある。公式サイトに紹介される御祭神には厳島の三女神ではなく「市寸島日売命」のみとなっている。さらに「建内宿禰」も「戦勝の神様」として祀られている。名実共に神功皇后が中心にある。