同じく本川西岸に鎮座する空鞘稲生神社。堤防の内側に位置していて境内から川を見ることはできないが社殿は東に川の方を向いている。
公式サイトの掲載の昭和5年の写真には鳥居と灯籠と狛犬が写っていて、現在と同じような順番で並んでいる。
原爆により破壊された境内の中で、これら石造物が復興後も引き続き据えられている。
さらに入口寄りには注連柱ともう一対の石灯籠が立っている。川向こうの遠方にも見えるようにか、奥の灯籠よりさらに高い石垣の台座の上に建てられている。途中の石に世話係と石工の名がある。