環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「えがかれた江戸時代の広島」と地図

現在の企画展では、測量によって距離や方位の正確を期した地図・絵図が展示されている。伊能図の副本にしても、高宮郡図にしても、色遣いが読図を助けて目に良い。

そこ前の前の企画展は「えがかれた江戸時代の広島」。展示の中心は「広島城下絵屏風」で、近世の市街地が絵画でどうあらわされたかに関心が向かう。民俗資料でもあるけれど、身分職業ごとの典型を描いたものであって、もっと曖昧に雑然とした光景だったろうとは想像する。