環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

写されたドーム

今現在、はてなフォトライフでキーワード「原爆ドーム」の写真が149点。 http://f.hatena.ne.jp/keyword/%E5%8E%9F%E7%88%86%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0 建物だけを見上げるように収めたり、川面に姿を映したり、晴天や白雲や夜陰に包まれたり、ライトアッ…

爆風の方角

広島城天守閣から南西。 広島市民球場が見える。 その照明灯の間にドームのてっぺんが見える。 球場跡地に何をつくるかによって見え方が変わってくる。

車窓から天守が見える範囲

天守閣から北東の辺りに新幹線の高架が見える。 昔は山陽本線を己斐・横川・広島と通り過ぎる際に右手に広島城が見えていたが、今はビルが建ち並んでいてその合間合間で見えるのみだ。というようなことを宮本常一が書いていて、 それは雑誌『あるく・みる・…

広島城天守閣から縮景園を見る

堀の東に中国放送や裁判所などいろいろ建物が並んでいて、ビルの間に見える若干の緑。 植栽していない本来の庭園だったら今以上に見えなかったかもしれない。

「縮景園周辺建築物等美観形成要綱」

頼山陽居室の向こうに江波皿山と厳島が見える、という遠くの話ではなくて。 昭和59年発行の『縮景園史』の頃から既に それは園の周辺に高層ビルが相次いで建設されるようになったことである。現在までのところ関係者の協力を得て植栽修景を行い、景観に及ぼ…

「つらなりたれる」意の「えい」

『字通』は五十音順に並んでいるので、 「エイ」の音が続く中に、女児に首飾りをかけた「嬰」を声苻とした字が三つ。 手偏の「攖」は「ふれる、めぐらす、からめる」。 病垂れの「癭」は首にできた瘤のこと。 糸偏の「纓」は冠のひも。公家装束でいうと後ろ…

「みちる」意の「えい」

神仙の島として厳島を「蓬莱・方丈・瀛州」になぞらえたり潮干狩りしたりする。 「臨瀛岡」の説明板は「臨えい岡」となっていて、その場ですぐには「瀛」の字を確認できない。ルビを付けつつ交ぜ書きとは恐れ入る。 この文中にあっても、字が小さくて字形が…

臨瀛岡(りんえいこう)

同じく『縮景園銘細記』の御歌から。 海山を隔つともなし岡の上の 見わたし近ミいつくしま山 今現在厳島が見えるとか見えないとか関係なく、この丘に立つと南面して池がある。島がある。橋がある。その池の遥か向こうに厳島が浮かんでいるのは確か。 頼春水…

古きも新しきも希望の朝に

十月十日にはまだ早いものの、準備体操は運動会ばかりとは限らない。 望まぬ連休を確保するために残業したりさせたり。笑うでもなし。 安政初年成立とされる『縮景園銘細記』に載せる「御歌」は当時の藩主(浅野斉粛*1か)が園中の名称を詠んだもの。 迎暉峰に…

文字抜粋「峯」

写真は縮景園の「迎暉峯*1」の立て札。 漢字の構成要素の配置をバランス等のために取り替えてできた字体を動用字と呼ぶことがある 『現代日本の異体字』p33 という文字の例として、「和」と「窻」や「峰」と「峯」、「裏」と「裡」などが挙げられている。 「…

へんがつくりでつくりがへんで

「昭和」の文字を目にする機会は多いので、新旧様々な書体を見ることができる。新といっても二十年も前か。いやはや。 「和」の字の大きい「口」よりは、口偏にして小さく書くと収まりが良さそうで、使いたいけど普段は通用しそうにない。

文字抜粋「昭」

その説明板の冒頭の一文。何の変哲もない文字。 福山のばら作りの生い立ちは、1956年(昭31)、当時の南公園(現在ばら公園)の一角に付近住民がばら苗1000本を植えたのが始まりとされています。 図表や選択肢*1ではよく見るものの、文中で略された「昭」が出て…

説明板諸相 福山とばら

福山駅の北口にある古びた看板に「福山とばら」と題して事業の経緯が書かれている。おそらく「1985年」に「ばらが市の花に指定され、これにちなんで、新品種の「ローズふくやま」が誕生」した時に設置されたものだろう。 福山市ホームページ内の「ばらのまち…

薔薇の赤十字

一枚の看板に、福山駅をはじめ公共施設の方向が示してある。その一番上には「献血ルームばら(4F)」が載っていて、英語表記として"Rose Blood Donner Center"が添えられる。この場合は"Bara"の方が愛称であることが伝わりやすいような気もする。 「ばら」は福…

「駅」を訳したり略したり

現時点で頂いたはてなスター総数が108個*1になりまして。ちょいとトラックバック先を求めて放浪*2してみることで謝意に変えたい次第。いかにも強引ですよ。 さて、街かどで見かける文字で、駅への案内の標識というものは特に人目につきやすいもの。そこで見…