地名の由来は不明とのことで、遊び甲斐がある。 まずは、「トン」と「ガ」と「ボウ」で分けても良いか。 もし変化の結果なら、元の形をいろいろ想像する。 「トウ・ドウ・ドン」から「トン」へ*1 「トンア」から「トンガ」へ*2 「トガノボウ・トガンボウ」か…

遺跡を覆っている土を取り除くためになくてはならないベルトコンベア。横に運んだり下に降ろしたり。 重い機材を設置する苦労があったり、定期的な清掃の手間がかかることが日誌に書いてある。 運ばれる土は遺跡を顕わにするために捨てられる物ではあるけれ…

まったく無名の年号*1と比べれば格段に著名な元号たち。 出土の銭貨は「開元通寶」「元豊通寶」「元祐通寶」。中世は唐・宋・明など幅広い時代の銭貨が輸入や模造されて流通した。 広島市文化財団の「広島市埋蔵文化財データベース-倭国-」で遺物台帳から銭…

竪穴住居跡21件の遺跡に甑型土器が4個6個出土*1。もしも山城の造成時にうっかり発掘してしまったら、当時の人はなんと思っただろう。古墳を削るくらいだから畏れは抱かなかったろうかと。 *1:個数訂正。どの資料を見て書いたかが知れる。

周辺の山城跡は『藝藩通志*1』などに記録されているが、このトンガ坊城は書かれていない。 『通志』の絵図を見ると、この遺跡のある上町屋村に城跡は描かれていないが、尾根の西には「新迫谷」、東には「大打迫原」と真宗の道場*2と社倉が描かれている。写真…

場所：広島市安佐北区可部町字上町屋地内 開催日：平成19年2月24日 遺跡の種類：中世の山城跡、古墳・弥生時代の集落跡 詳細は、広島市文化財団文化財課のトンガ坊城跡調査日誌に。 そこにはトンガ坊城跡現場通信「とんがぼ」と、青空ミュージアムの資料も見…

可部トンネルの西隣、安佐北区民文化センターの地階に安佐北区図書館がある。 丘の上のレンガ色の建物まで、「安佐北区民文化センター入口」バス停から徒歩約7分。「○○前」ではなく「○○入口」なので若干距離があっても間違いではない。 写真の下の部分が図書…

可部バイパスの「可部トンネル」。出来ているのは下り車線で、暫定的に対面通行している。可部七丁目から入って可部九丁目に出るので、紛う方なき可部トンネル。 それ以前から可部町内*1のトンネルには、JR可部線に「茶臼山トンネル」と「大野トンネル」、国…

19年3月3日、国道54号線可部バイパスが写真のところまで開通した。開通区間が6kmで、残り3.7km。 開通区間にはトンネルが３つあり。南から「可部*1トンネル」、南原川を挟んで「南原*2トンネル」、連続して「下町屋*3トンネル」。仮称では可部トンネルは同じ…

直進すると緑井に通じる旧道、右折すると広島市街に向かう国道54号線、左折すると三次・可部に向かう国道54号線。 直進して広島市街に行けないわけではないが、右折した方がいいと示している。左折しても行けないこともない。 これが「旧道」でなくて厳密に…

原文では*1"New Street"のところを「新開通り」と訳したのは、三上於莵吉訳の「株式仲買店々員」。これが昭和初期。 そしてその翌日、私は約束の時間に充分間に合うような汽車に乗ってバーミングハムへ出かけて行きました。私はひとまず新開通りにあるホテル…

「やすかわしんかい」「やすがわしんかい」「やすかわしんがい」「やすがわしんがい」どれにしよう。それはさておき。以下、引用文はすべて青空文庫*1から。*2 東京の変貌 「新開の」と形容された地名は、たいてい明治の頃新たに造られた都市や集落で、最大…

開墾地や干拓地のこと。地名や人名を上接語とする。広島城下の「吉島新開」や「きりしたん新開」などが有名*1。「○○開」や「○○開地」も同様の地名。 表記例として『地名の語源 (1977年) (角川小辞典〈13〉)』に「新戒羅・新貝・新改・新涯・新粥」が挙げられ…

map:x132.4745y34.4591:hybrid 現在の安川は南東へ流れて古川*1と合流するが、この流路は戦後の河川改修によるもので、それ以前は古川と平行して南下していた。 写真の可部線の鉄橋を少し過ぎた辺りから安川の旧流路が始まり、県道38号線の「安川廃川敷」交…

すぐ気付く誤字なら大したことはないし、悪い意味の字に間違えたわけでもない。ましてや宣伝するお店の部分でもない。そういう理由で放置されているのかもしれない。 ここは、国道54号線と主要地方道38号線広島豊平線の交叉点。上下の黄色い線が広島豊平線で…