環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「世界遺産と地域文化」1:世界文化遺産

さて、配布資料の丸写しは避けるとして、 まずは、ユネスコ憲章。 第1条 (略) (c)次のようにして知識を維持し、増進し、且つ、普及すること。世界の遺産である図書、芸術作品並びに歴史及び科学の記念物の保存及び保護を確保し、且つ、関係諸国民に対して必…

「公開シンポジウム:世界遺産と地域文化 - 保存と継承のために -」

さて、ところ変わって県立広島大学。 門前に何やら看板が出ていまして、 県立広島大学現代GP公開シンポジウム 世界遺産と地域文化-保存と継承のために- 日時 平成20年12月14日(日) 13時30分〜16時50分 場所 県立広島大学広島キャンパス 大講義室兼講堂 基調…

「宮島の魅力」6:砂防庭園

展示と共にVTR「厳島の防災を考える」も流れていた。たしか。 高潮や土石流など、何度も風水害にあってきて、最近だと登山道の「大聖院ルート」が不通になってそれの復旧があったりした。*1 ことに昭和20年の枕崎台風による被害が甚大で、18000立方メートル…

「宮島の魅力」5:動植物の宝庫

神社の西、水族館のさらに先が大元で、大元川を渡った先にトンネルがあって、そこにある注意書き。 これより先は、広島大学の教育・研究のための施設です。 この地域は、自然公園法・文化財保護法により保護されています。 自然観察の場として利用する場合を…

「宮島の魅力」4:近代の開発

そして近代。 明治30年に山陽鉄道の宮島駅が開業。(現在のwikipedia:宮島口駅)。 以後、国際的にも知られる観光地に変化した。 大正昭和の宮島を伝える代表的な展示品が、「宮島ホテル」関係の資料。 具体的には、 宮島ホテルの歴史 青写真など展示中 宮島町…

「宮島の魅力」3:門前町

大雑把に分けて、フェリー桟橋から厳島神社までが東町、その奥の大聖院や大願寺周辺が西町。早くに人の集住したのは、御手洗川や滝川の注ぐ西町の方。 新聞記事にもあったように、実物大に複製された『大願寺所蔵厳島絵図』*1が壁一面を覆っていた。 その絵…

「宮島の魅力」2:神社の木材

神社に関係する展示では、いろいろな形態の平家物語、中世の厳島神領関係の文書のほか、近世の建替えの際にその役目を終えた古い柱が何点か。回廊の丸い柱や祓殿の八角形の柱。 実際に島ですぐ目につくものだと、宝物館の表に出ている大きな木片があり、これ…

「宮島の魅力」1:神社以前

その展示から、こまぎれにいくつか紹介しつつ、関係ありそうな写真も載せつつ。 厳島神社の創建は推古天皇の端正元年云々、は平家物語でおなじみですが、それはそれとして。 古いところでは、御床浦、大川浦、須屋浦などの海岸で出土した品々があって、縄文…

「世界遺産・宮島の魅力−発進!広大の宮島学」

そしてこっちは県立ではないほうの広島大学(西条の)。の学生会館。 こちらでこの夏開催されていた展示が、 第2回企画展『世界遺産・宮島の魅力−発進!広大の宮島学』 で、概要は上のリンク先をどうぞ。 その展示を紹介する新聞記事は、7月初めに はてなブッ…

新着情報を

ブックマークしていないからといってその記事を見ていないわけではなく、 たとえば前項のような情報なら、県立広島大学 | 新着情報をRSSリーダーに登録して一覧するわけで。 その中から記事を選んでブックマークすると、 はてなブックマーク - 県立広島大学 …

はてなブックマークの使用例

さる11月19日に聴いたわけです。 「竹原市・広島県立文書館・県立広島大学連携講座 竹原文化の伝統」で「頼山陽の手紙を読む」と「江戸時代の町人と能楽」を。 全三回の講演でして、一回目は「広島藩主の鷹狩りと竹原吉井家」と「吉井家文芸資料に見る和歌の…

頼山陽広場

竹原福祉会館の前の国道185号は、北東に進んで本川を渡ったところで右に曲り忠海方面に至る。 その交差点の左折した方からは町並み保存地区が連なる。新港橋東岸の頼山陽広場には石碑や像、顔はめ看板に柳の木が並んでいる。 この頼山陽の坐像は生誕200周年…

竹原中央の池田勇人像

今日が誕生日だったりする池田勇人。12月3日建立の広島城にある像は http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20080104/1199462987 に載せたので次は、竹原福祉会館の前にある像。 題字の「内閣総理大臣池田勇人君」は吉田茂の書で、広島城のと同じ。 1965.8 池田…

筆祭り

筆塚は昭和四十年建立で、筆祭りの始まりはさらに前、昭和十年に遡る。 前項の幟に「三筆」とあるのは筆祭りの目的とする所のひとつ。 日本三筆の一人とされ、また自ら筆を造られたという嵯峨天皇をしのび、あわせて熊野町製筆の元祖とされる井上治平・音丸…

筆塚の幟

筆塚の前に豪華な幟が立ち並ぶ。 「奉啓筆精*1」「崇徳三筆」が力強い。 写真のどちらも下部に「昭和四十一年九月吉日 筆塚保存会」とある。 上には金毛銀顔の龍が口に筆をくわえている。 *1:筆無精ではない