環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大野インター南交差点

鳥居のすぐ北の交差点が「大野インター南」で、新幹線の高架と接する。 道路と高架に挟まれた小さな区画に交通安全の看板が立っていて、それぞれの方向に標語を見せている。 看板よりは小さいけれども、「名勝 妹脊之滝」と刻まれた石碑も道路向かいからよく…

鳥居二種

その縁起を記した石碑に、厳島神社と同じく有栖川宮熾仁親王*1殿下の染筆による鳥居の立額があると紹介してあり、近くの石の鳥居がそれにあたる。名前の下に印も見える。 さらに外に出て、広島岩国道路の高架もくぐって交差点の先、歩道を跨ぐように大きな赤…

別鴉橋

幾千代橋の下手、大頭神社の参道でもある「別鴉橋」。たもとには大頭神社の縁起を記す石碑。 厳島神社の摂社であるので、その創建は厳島神社(推古天皇元年(端正五年*1))のすこし後(推古天皇十一年)ということとなる。 「厳島彌山の神鴉は毎年雌雄二羽…

幾千代橋

神社の裏手、雄滝と雌滝の間の岩場を跨ぐ橋が「幾千代橋」。 朱色の欄干が西からの陽射しを受けて鮮やかで、影もくっきり映える。雄滝に近寄るための、比較的新しい施設のひとつにすぎないにしても、長い歳月を重ねた川の流れを眺める場所として、名付けは大…

妹背の滝入口の歌碑

大頭神社拝殿の脇を通って滝に至るので、その道の傍らに滝についての石碑が建っている。 滝の説明自体は簡略で、高さがそれぞれ30mと50m。近世から著名な滝であったため、藩主や頼杏坪の来訪があったことが記される。 幕末に訪れた下鴨神社の永恭の和歌を…

毛保川にそそぐ雌滝

西から流れた毛保川が、雄滝を経たのちいったん北寄りに湾曲して南へ向かう。 (簡単地図作成サイト*1の地図) 大頭神社の側面のあたりで北からの支流が合流するけれど、あまり水量はない。 雄滝よりも高く聳える絶壁に、水が流れて雌滝をつくる。あわせて妹…

毛保川の雄滝

上流に砂防堰堤がありつつも、ともかく水は流れて雄滝をつくる。 上は少し離れた展望台から。下は滝壷近くから。

大頭神社入口の

「おおの自然観察の森」にベニマンサクの群生が見られるため、大頭神社にある案内図にも赤い葉の絵で示してある。同じく緑の丸で囲まれている「経小屋山」と「渡の瀬ダム」の3ヶ所が「緑の回廊」とされている。 この案内図は上に大きく「毛保川 自然になじん…

大野浦駅前の

JR山陽本線大野浦駅を出て右手、今川了俊の歌碑と「廿日市市大野地域観光案内図」が並んでいる。 石碑では おおのうらを これかととえば やまなしの かたえのもみじ 色に出てつつ という仮名遣い。 参考として『藝藩通志』(文政8年)*1巻百四十八では おほ…

宮島口の路傍

宮島へのフェリー乗り場に至る歩道の脇。 松の木の根元は網目の保護板が土を覆っていて、全体は黒く、白いプレートが4点あしらってある。 広島県の木ということでモミジの葉が緑。大野町(現廿日市市)の木ということでベニマンサクの葉が赤。どちらも設置当…

白い道と花

三之瀬*1の石畳の道は松並木によって落ち着いた色合い(白過ぎて派手とも)。 そんななかでも花の赤は点々と松の根元にある。花にしろ石にしろ、根元を見せまいとしているような感じ。 *1:下蒲刈島

ハナミズキの庭

広島銀行本店の東北隅が「パティオ ハナミズキ」という緑地になっていて、 四月上旬のまだハナミズキが寂しい時期も、根元は賑やか。 開花すると2本の樹が白・赤・緑で彩られる。ちょうど背景は工事中のブルーシートですっきりしている。

花と葉と

三月上旬だと梅林は赤と白に染まっていて、盛りを過ぎて足下に花びらが敷かれている状態。 五月頭となると、おなじ場所は真緑に変わり、梅の葉と実が密集している。馬場の向かいには躑躅が開花。 馬場のつきあたり、美術館がわの広場には藤棚があって、ちょ…

丸木位里と船田玉樹と

中止になった「「印象派」の誕生」展は、広島、愛媛、沖縄、熊本と巡回する予定だった。 その前に開かれていた「『日本画』の前衛 1938–1949」は、広島が最終会場で、それまでに京都国立近代美術館*1・東京国立近代美術館*2で開催されている。アドレスのつけ…

県立美術館による復興支援

-「復興への願いを込めて」〜コレクションで辿る広島県立美術館の歩み〜-|広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum のページにあるように、6月12日まで県立美術館のあゆみを辿る特別展が開かれている。県立美術館の前史として「観古館」*1の解説に…