東方向では上蒲刈島以外の陸地は遠く離れている。 反対に橋から西を向くと、呉市の「広」と「仁方」の間にそびえる「白岳山」（標高358ｍ）が海に突き出ていて、橋の真横に迫る。北西の湾には仁方の港町。 橋を北へ北へと、川尻町がわに進んだあたりになると…

安芸灘大橋を川尻方面にむかっててくてくと。 真ん中を過ぎたあたりで東を望むと、右手には上蒲刈島。一番近い先端は「白崎」。対岸の下蒲刈の北端と同じ名前。 このあたりだと「小松島」がかろうじて上蒲刈島に隠れずに見える。さらに背後にはたぶん「三角…

峠古墳のある丘から北を望むと、麓の海岸には堤防が直線を描き、海の中には小島が一つ。その向こうには本州の陸地、とくに川尻町あたりが近い。 『蒲刈志』*1の「宮盛」の項でも、北に広がる海の様子を述べている。 是地以北為面前海東西濶、又海上有両小嶼…

宮盛地区の海近くまで突き出た丘陵*1。 墓地に囲まれた頂部にあるのが「峠古墳」。 そこに登る階段の傍らに写真つきの説明板が立っている。 古墳の現物のうち、1号石棺が見える状態で保存されていて、コンクリートの四角い覆いの二面に窓がついている。 覆い…

島の南東部の県民の浜も住所としては大浦の一部。 県民の浜ホｰムペｰジ 「1984年に浜の造成中に沖浦遺跡で古墳時代のものと思われる製塩土器が発掘されたのを機に、 地元有志らが10年以上もの歳月をかけて研究を重ね古代の塩づくりを再現することに成功。」 …

バス停まわりに駐車場や転回スペースが広がっていて、海の上にミカンやイチゴの絵が見える、そんな海沿いの場所。 陸の方を振り返ると県道まで山が迫っている。生い茂る枝葉の垂れさがる下に、白い標識がひとつ。 青い矢印が両方に示される。左手の道は大浦…

豊島*1と上蒲刈島*2を結ぶのが「豊島大橋」。上蒲刈島と下蒲刈島*3を結ぶのが「蒲刈大橋」。 高速バス「とびしまライナー」は、上蒲刈では「向小市の浜」「原」「恋ヶ浜」の3ヶ所に停まる。 県内高速バス|蒲刈方面 wikipedia:さんようバスに、「瀬戸内産交と…

豊浜大橋の北西に豊浜町の中心部があって、東の海に面して豊浜港の防波堤が連なる。 対岸からも桟橋の赤が見え、その近くにあるのが「豊浜桟橋前」バス停。 ここでは上部に「おおさきバス」の表示が見える*1。「さんようバス」の旧称。 ここでは共同運行の中…

呉市の東部、豊浜町大浜（大崎下島）には「大浜桟橋」バス停がある。正面は海浜公園*1で、すぐ隣には早津佐神社の鳥居。ベンチの背もたれ部分の板には「無事故で歩く島の道」の標語が見える。 このバス停には、上に「さんようバス」とあるように、さんようバ…

若宮さんの最寄りのバス停は「藤の脇桟橋」。倉橋・音戸にまたがって大きな湾をなす釣士田港の北部にある桟橋。 主に音戸町の沿岸を通る路線バスには、「桟橋」のつくバス停がほかに三つある。早瀬大橋の南に「早瀬桟橋前」、渡子島地域の中央部には「田原桟…

安徳天皇といえば、『宮島文庫』*1が発売中ですな。 map:x132.502053y34.14645:hybrid:w450 それはそれとして。 『伝説と民話 ふる里音戸』によると、若宮の祠建立は天保の飢饉のさなかに六助という人物が夢のお告げを受けて成ったものという(p24)。 安徳天…

同じく音戸町、旧瀬戸島の南西部は「藤ノ脇」。倉橋島・早瀬・波多見の三方向に通じる結節点*1。 堤防の一隅に小さな岩山があり、石造りの祠を構え、海に向かって白い階段が開けている。 固められた周囲の石には「防波堤竣工記念碑」（昭和59年）や石灯籠な…

麓の鳥居と標柱の間にある石碑に八幡山神社の略歴が記されている。 平成4年の建立で、祭神が応神天皇・神功皇后・玉依姫命であることのほか、以下の出来事が載っている。 天平宝字年間 勧請 中世 戦乱によって矢野へ遷る 永禄3年 尾崎神社（矢野）から渡子*1…

八幡山神社の麓に立つ標柱。石段の近くのほうが早く、大正五年の建立。 「大明無私照」「至公無私親」という『貞観政要』に似たフレーズ。公明正大な政治の形容。 海側の近くに立つ一対は大正九年*1の建立。「皇澤洽四海」「鴻恩垂無窮」という、国威の広さ…

「大浦崎」は特殊潜航艇（wikipedia:甲標的等）の工場と基地のあった場所として知られる。 八幡山神社麓の「嗚呼特殊潜航艇」碑の近くに説明図が設置してあり、大東亜戦争中の派遣地が示されている。東はハワイから西はマダガスカルまで。 右下には「特潜碑…