環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

石の街角

小瀬川の川向うは大竹市。 大竹市本町のとある交差点は、角の三角形の土地が石と砂のモニュメントになっている。 その中に立っている細長い看板には、 愛犬のフンは飼い主が始末し、愛犬が掘り起した砂利は元に戻しておいて下さい 大竹市暴力監視追放協議会 …

願掛地蔵の緑地

広島と山口の県境をなす小瀬川。和木町側の県道に役場方面からの道が交差する所に地蔵堂がある。 台座の宝暦十二年にまで遡れるという「願掛け地蔵」は、川の淵の怪異にまつわるものという。「暦」の字に修正の跡が見えるのは、おそらく「歴」を直したものか…

奥が墓苑

公園なり、神社仏閣なり、犬猫の散歩に対して注文がある場合は、フンの始末をお願いする文言であったり、そもそもの敷地通過を遠慮願う文言であったりする。 四年前に見かけた、根の谷川東岸(可部町中島)の根の谷川墓苑。 そこにたどり着く道は、「丸田橋…

専用の場所では

高速道路の小谷サービスエリアかどこかの一画に、フェンスで囲まれた広場がある。背後が山林なので多少高低差もある。 ドッグランとして無料開放されている場所なので、入口での注意書きやエチケットの表示は詳細にわたる。公道の場合と同じくフンの始末につ…

道なき散歩道

犬の散歩がよくあるような状況で、それぞれの場合によって警告の具体的な内容は違ってくる。 「犬を植樹帯に立ち入らせないで下さい 防府市」 とあるのは、鉄道の高架の脇にある植樹帯の中。 幅の広い歩道の高架側にある、それほど大きくない木々であるから…

犬と人の道

河川敷の道端には犬の飼い主に向けた立て札もある。 フンを放置するとかリードを放すとか、そういう実例があるようで、単に立て札を道路に向けるだけでなく、板を地面に下ろしたり縁取りを目立たせたりして極力歩行者の目につきやすように置いてある。 「い…

札が立つほどに

東原町内会による立て札が、「ネコを正しく飼っていますか!」「無責任な飼育は近所迷惑」との掲示がなされている。 そういう対応があるほどに、高松橋近辺などの根の谷川沿いをうろつくネコが不自然に目立つようになっている。 連想 元宇品の山中 http://d.h…

可部高校グラウンド跡

寺山から北へ、根の谷川を見下ろすと、可部と可部東を結ぶ高松橋が見える。 その橋の東詰から北へ逸れると、さらに「新建」方面と「東原地区」方面へと分かれる。もとグラウンドのあった原っぱを挟むように道路が北へ伸びる。 グラウンドのフェンスがあった…

台川の端

台川は、全長2kmもない小川ながら、上流部は上原村の「臺」などに、根の谷川に合流する下流部は下町屋村の「東原」などに分かれる。前者が現在の可部東六丁目で、後者が可部東五丁目にあたる。*1 下流部では寺山の山裾に沿うように南へ曲がりつつ根谷川に合…

三方が山

東ハ大谷山高ク朝日遅ク西ハ当村ノ内寺山低ク入日遅ク隠レ北ハ高松古城山東山ニ続キ北風ヲ防キ(略) 『文政二年高宮郡 国郡志御用につき下調べ書出帳』可部郷土史研究会.1994 p138 というふうに、上原村の地勢が説明されている。 現在は住宅団地が裾野に広…

上原と可部東

根の谷川下流の東岸部、寺山周辺とその東部一帯が旧上原*1村で*2、のちに中原村大字上原→可部町大字上原→広島市可部町大字上原と所属が変わる。 そのうちの市街地部分が「可部東」1〜6丁目に編成され、寺山の中から可部高校と寺山公園が造成されたことで可部…

東の麓の道

寺山公園に入る市道は東の麓に入口がある。公園や高校の工事のために早くから作られた太い道路。 5年前に通りかかった時には、入口交差点の舗装はあらかた出来ていて、さらに寺山の北へ回りこんで高松橋へと通じる幅広の道が作られようとしていた。 将来的に…

市道を跨ぐ歩道橋

広島市路線網図提供システム 道路路線情報 によると、寺山公園に東から西へ入る市道は「安佐北3区892号線」とある。しばらく見ない間に「URLリンク」*1など、機能が増えたり使いやすくなっていたりする。 公園の山林部分ができる前の地図だと、市道の上を通…

川の東のアオギリ

寺山の北半分は造成された公園広場と高校敷地。*1 こちらでも若い木が大事に囲いで守られているのを目にする。「被爆アオギリ」の二世が植樹されている。 西に根の谷川と可部の町を見渡す位置にある。落下傘の見える位置、でもあるか。 *1:寺山案内図 http:/…

囲いの道

山頂広場と西側の展望ベンチとの間の道には「ヤママユの森」が作られている。ウバメガシ・アラカシ・クヌギといったヤママユガの餌になる樹木が道の両側に連なっている。 広島市/あさきたこぼれ話 第28話 「寺山公園の山地部分がオープン(可部)」という、…