環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

より白い白

本川に架かる西平和大橋の近く、水管が埋設してあるあたりにそのことを告知する白い看板がある。 平成のはじめ頃の設置だろうか、埋設物そのものはもともとの内容と変化はないものの「許可番号」「占用許可期間」「広島市水道局」の部門名に白く覆われた部分…

二級河川の標識

どちらも三原市を流れる二級河川の標識。本郷町の尾原川*1も、三原港に注ぐ西野川も、目立つ白字は同じ部分。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20101011/1286804173

広い緑

そんな一級河川の支流名が大きく表示された緑の看板は、たいてい大きな傷もへこみもなく静かに川端に立っているもので、 ちょっとでも歪むとけっこう目立つ。(写真いずれも江の川支流)

砂田川の標識

流れているのは砂田川。江の川水系なので1級河川。 川自体は小さくても一級河川の標識は大きい。 標識に横方向の傷跡が残ってへこんでしまっている。*1車から何かはみ出てたのか。 *1:平成23年

大樋橋

山の迫るカーブを抜けると「大樋橋」がある。読みは「おおとい」。 橋名板の漢字のほうも平仮名のほうも、縦の線が細くてまっすぐで長い。

水口橋

江の川を挟んで北に安芸高田市街地を望む吉田町国司。 川沿いを通る県道318号が上流の吉田町竹原へ向かう手前の山際で「水口橋」を渡る。 けれど歩道の幅も変わらず車道の起伏も無いので、ガードレール一個分の橋は、橋名板が草に隠れたら歩行者でも気付かな…

祇園橋

太郎橋では東側にだけ歩道がある。 祇園の旧道が通る「祇園橋」では何の白線も無い。ガードレールが連なる様子は橋らしくは見えないけれど、その前後の道よりくびれていたり、少し高まりになっていたりで、何かを通りすぎている感触はありそう。 下を流れる…

太郎橋

太田川の支流(旧流路)の古川の、さらに支流が緑井5丁目を流れていて、そこを県道が通る部分には「太郎橋」が架かっている。*1 真っ白な欄干があるのでかろうじて橋を渡っているのだと分かるくらいの小さな川。水管が車道と歩道に挟まれているように見える…

橋に沿う水管

八千代町の国道54号で大又川と斜めに交わるところ。 欄干の下に通る水管は手前の道路際に沿って曲がる。欄干が無いだけでその道路の部分も橋の一部か。

宙を伝う水管

土師ダムの右岸側、堰の隅っこには螺旋階段が上下を結んでいる。さすがにまっすぐの階段にするような傾斜ではないようで。 川に近いほうの低地からのびる水管が茂みの中に隠れる。少し傾斜がある。

水管と階段

遠目にも目立つ可部発電所の水管。 傍ら(北側)には階段もあり、くっついたり離れたり。

まっすぐ昇降

川の護岸の勾配よりも緩やかな窪みを作れれば、川の流れに垂直な向きの階段で昇り降りできる。(例:大毛寺川)水路から注ぐ水も滝のように落ちるのよりは多少ゆるやか。 護岸に突き出た足場にも、護岸自体の勾配がきつくなければ、まっすぐな階段で移動でき…

足場の石

石垣の中の石が突き出ていたら足場になる。斜め上にも突き出ていれば階段になる。(一つだけでも移動できれば階段) 上が畑で下が用水路を挟んでの道路、という場所でよく見かける。 その用水路が落ちる先、小南原川の護岸にも、上の道路と中段の水路を渡す…

緑のきわ

道路に面した擁壁。 草が生えるとしたらブロックの隙間や穴になるけれど、古い石垣のようにびっしり生えるようなこともなく、白い壁のまま黒ずんでいく風景が多い。 地面に接する辺りには草も生え苔もむして緑に染まる。それがどのあたりまで上に及ぶか。そ…

草のアクセント

「音に名高い千光寺の鐘は一里聞えて二里ひびく」の里謡が千光寺住職の筆になって岩に刻まれている。 両脇に花が供えてあり、足下の石仏と里謡の説明板、そして里謡の刻字へと、視線は右下から左上へ。岩を横切る段差も斜めの線。 段の右上に茂る草が住職の…

文学碑と花

尾道市文学公園の「麻生路郎・葭乃川柳句碑」は二人の自筆をもとに刻んだ平たい句碑。電灯の真下にある。 傍らに句を載せた説明板が斜め上を向いている。句碑の前に立って眺める人に見やすい高さ。 背後を彩るサツキツツジは前に出過ぎず文字を隠さないが、…

突き出る名札

同じく福山市内。 国道2号の歩道に連なる街路樹は信号機を越すくらいの高さ。 根元の植込みには這うように枝葉が伸びていて低い。「ハイビャクシン」の説明を載せる名札が飛び出している。その高さまでなら繁茂しても大丈夫。

バラの花壇の隅

平成21年に福山の街なかを通りかかったとき、植えられた木の小ささのせいか、角に立つ石碑がとても目立って見えた。 平成6年に立てられた、「第十四回緑の都市賞 読売新聞社賞受賞記念碑」。「花の大通りを育てる会」による駅前大通りのバラの花壇づくり運動…

木と花の段差

特に異状なければ、街路樹の根元とまわりの舗装は高さの違いなく平たい面。蓋の上を歩道とみなして通り過ぎることもあるかもしれない。 一本の高い木ではなく横長に連なる潅木は、車道と歩道、歩道と自転車道を区切るのにちょうどよく、そこを敢えて跨ぐ人は…

木の根と舗装

街路に面したマンションの敷地にたたずむ木。 木の根元もぴったりと蓋が覆って雑草の余地が少ない。 ぴったりしすぎていて、地中の根が盛り上がったときにあちこちのブロックが上下にずれて角を見せる。

桜の坪

糧秣支廠建物の現存部分はコの字状で、三方囲まれた広場は窪みになっている。 窪みを囲むように三箇所の植込みに桜が立つ。さらにそれらを囲むベンチが三方に。花が咲けば花が主で、緑が深くなれば猫が歩き回り*1、枝の葉が落ちれば建物の屋根が映える。 *1:…

缶詰工場跡の一部

「廣島缶詰物語」展

その郷土資料館で12日まで開催されている企画展が「廣島缶詰物語」。 廣島缶詰物語:広島市郷土資料館 脇隆景や逸見勝誠*1に始まる、広島での民間の缶詰製造業に関する諸資料の展示で、この建物(糧秣支廠缶詰工場)などの軍需に関する資料は今回は脇役。図…

石と芝生

表札のついたレンガ塀は横に続くことはなく、植込みに囲まれた平たい門柱のように立っている。 その背後の植込みの一部が区切られて「旧広島市民球場の石材と芝生」が移されている。それ以前からあったのは被爆建物の説明板。 「この石材は球場の一塁側内野…

郷土資料館の名前

広島市郷土資料館の南側入口*1。 両脇に塀があり、東側に「広島市郷土資料館」の表札。西側は英語で「Hiroshima Museum of Traditional Provincial Industry」とある。 その郷土資料館のサイト*2のコピーライトには「HIROSHIMA CITY MUSEUM OF HISTORY AND T…

拝むところ

その鳥居をくぐって参道はまっすぐ。注連柱・灯籠・狛犬と続いて拝殿となる。 一番目立つのは太くてまっすぐな注連縄。般若面を額に掲げてあるが、これは向拝の奥をのぞきこむように見る位置。 頭貫に電球があって参拝者を照らすことになるが、さりげなく付…

知波夜比古神社扁額

すでに挙げたところでは、安芸区矢野の尾崎神社には千家尊愛揮毫の標柱があった*1。とてもまっすぐな字。 三次市神杉の知波夜比古神社には「出雲宿祢尊昌」による「備後二宮 知波夜比古神社」の額を掲げた鳥居がある。字の小ささは字数が多いからか、署名も…

「清神社」黒字の額

同じく「清神社」の額。こちらは出雲国造千家尊福揮毫のもの。額の周囲に飾りが無い中をべったりと跳ね回っている。

清神社鳥居扁額

参道入口に立つ木製の鳥居は白っぽい。雪の残った晴れた日はなおのこと。その中で扁額や笠の内側は木の色が濃い目。 「正二位公爵毛利元昭謹書」の、「清神社」の字は輪郭が白い。神社名としては少ない文字数で額の中の余白は十分。個々の字はやや太めの楷書…

木材の奉献

(続き)という、大正末期の神輿殿や額殿の建築を記す石碑が参道脇に立っている。 それの手前に連なるのが、奉献者に一本ずつ立てられた芳名碑。一番奥に「華表用木材一式 公爵 毛利家」があり、隣も同じく「木材」で「日野易造」氏*1。 その他は金額が刻ま…