環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「聖武帝遺蹟碑」

塔跡の手前右側に、東広島市教育委員会の設置した説明板があり、さらに右には昭和8年の石碑が南向きに立っている。
塔跡の発見からまもなく立てられたその記念碑は、漢字カタカナ交じりで「天平十三年國家ノ安寧慶福ノタメ聖武天皇ノ國毎ニ建立セシメ給ヒシ國分寺ハ・・・」と始まる栗田元次廣島理科大学教授による顕彰文が刻まれている。
石板右端の題字は、「真言宗醍醐派管長大僧正亮禅」の揮毫で、「聖武帝遺蹟碑」と大書されている。この崩し方なら「聖武帝」の三文字に中心線が貫くわけで。勁いわあ。