環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「太閤豊臣秀吉公の遺髪の墓」

安国寺不動院の墓地*1にある五輪塔。説明板によっては「豊臣秀吉遺髪塔」とも記される。以前は石碑ではなく木の立札に「太閤豊臣秀??*2公遺髪の墓」と書かれていたようである。
太閤遺髪塚は名護屋城跡の広沢寺にもあるようで、

石のさくに囲まれた中央に五輪塔。一九三六年(昭和十一)、福島正則菩提寺(ぼだいじ)・国泰寺(広島市)から遺髪の分霊と遺品の短刀を譲り受けて納めている。
Ryokan Yoyokaku―唐津のなごみ 旅館 洋々閣 内 「洋々閣ー女将のご挨拶60 名護屋城の山かげの花 広沢の局」

とある。そちらの石は削られていないようである。
国泰寺(旧称「新安国寺」または「安国寺」)の開基は安国寺住持だった瑶甫恵瓊*3。「国泰寺」は福島正則の治世に秀吉の戒名から採られたもの。*4

参考

*1:五重の塔があったということから「塔の丘」という

*2:「土」の「吉」

*3:道号-法諱の順

*4:国泰祐松院殿霊山俊龍大居士

*5:トップページのタイトルは"okoto"