厳島神社の大鳥居には、沖側に「嚴島神社」、神社側に「伊都岐島神社」の額がある。
現在の額は有栖川宮熾仁親王*1の書。三方を波の文様と神紋「三亀甲剣花菱」が囲み、頂部に宝珠を据える。
宝物館収蔵の重文「木製銅字扁額(後奈良天皇*2宸筆)」は大内義隆が奉納。文字は「嚴嶋大明神・伊都岐嶋大明神」。装飾の大方は変わらないが、神紋ではなく大内氏の紋が鋲止めになっている。
参考
追記(19/2/11)
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- 中国新聞の二月六日の記事で、大鳥居の額、14年ぶり修復とあるので、四月中旬以降は文字がくっきり見えることでしょう。