google:祇園 祗園と検索してみると、同一ページ内で「祇」と「祗*1」の両様の表記が混ざって使われている例が多いことに気が付く。
EGBRIDGEで「ぎおん」の変換候補にも「祗園」が出てくる。語釈に
「地名。この分布は少ない。主要なものは以下の例のみであり、ほかの多くは祇園と書く。
【例】・茨城県土浦市--町 ・徳島県吉野川市山川町--」
とある。実際には例示された2カ所でも「祇園」や「祗園」が使われていたりする。ほかの日本語入力システムでも同様らしく、
これを誤って別字である「祗」で代用しているケースがありました。「正しい表記」にこだわるあまり、誤字になってしまった例です。MS-IMEが「ぎおん」を「祗園」に変換してしまうのが一番問題なんですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/利用者:Huemat
というふうに、候補に挙がってしまうのなら実例が多いのも納得であるし、しかも「ネ」ではなく「示」があるなら正統っぽい(実際は別字でも)そちらを選んでしまうのもまた人情である。同一ページで混ざっているのは有意の差を感じていないということだろうか。原典に忠実にした結果混ざるということもある。
また、「祇*2」と「祗*3」は共に「シ」の音を持つが、「祗候」に比べると「祇候」の例は少ない。
- google検索結果
祗園 | 27,700 | 祇園 | 4,510,000 | |
祗候 | 43,600 | 祇候 | 676 |
写真の例のような「祗」の字体はあまり見かけるものではないが、このように物珍しさによって写真を撮られると実際よりも存在感を与えかねない、とか云いつつアップロードするのであった。