環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

稲荷神の真名

例えば、中須稲生神社*1の扁額には「宇迦之御魂神」と書かれ、由緒書きには「宇加之御魂神(うがのみたまのかみ)」と「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」の二つの表記と振り仮名がある。
ここの場合、神名帳にある「宇加明神」に遡っているので由緒書きの筆頭に「宇加」が使われていることになる。

たまにはYahooで検索すると、
”宇迦御魂” 616件
”宇賀御魂” 426件
”宇加御魂” 20件
”宇伽御魂” 10件
のように、「加」の字に縁起のよさそうな部首を絡めて囃し立てる。

読み方では、
"ウカノミタマ" 597
"ウガノミタマ" 61
というふうに大差がついている。「賀」のときには「ガ」などと決まっているわけではない。