昭和49年4月指定の「郡山緑地環境保全地域」の「植生」を見ると、
なかでもアカマツ、スギ、ヒノキ、クリ、クヌギ、コナラ、ミズナラ、アベマキ、シラカシ、ソヨゴ、ネジキ、コシアブラ、ハゼ、ツツジ等が主たる現存植生を示しています。
とある。
そのうち特にシラカシが目に付いたらしく、歴史民俗資料館にある司馬遼太郎の文学碑に、
城趾の山から降りてくると、白橿の幹のむこうに盆地がみえる。一歩ごと蛙の声が近づいてくる
とある。
近畿の人だから「白樫」より「白橿」の方がなじみがあるのだろうかと思った次第。