環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

駅の「口」

更新時間を翌日8時に繰り上げてセーフ*1


閑話休題五日市駅には北口と南口がある。
ということは、西口と東口は無い。と言いきれるのは規模の小さい駅だけか。
南口に入るための国道2号線の交差点名が「五日市駅南口」。下段に「Itsukaichi Sta. South Entrance」と書かれている。
五日市駅南口」を一つの合成地名*2としたとき、「五日市」は翻訳されない特定要素(specific element)として扱い、「駅南口」の3語は翻訳される総称要素(generic element)として扱う。部分的な翻訳によって、日本語の地名を英語で示す、という「目標言語を明白にあるいは暗に示さねばならない*3」状況が達成できる。
公共施設だから訳せる部分は出来るだけ訳すのが安全かな?といった感じ。「市」まで翻訳するのはやり過ぎで、特定要素と一体化した「偽総称要素」はそのままの読みが記述される。例として都市名「Tel Aviv」の"Tel"(丘)が挙げられる。

参考

地名学―地名の知識、法律、言語 (国土地理院技術資料 (C・1-No.317))
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日本地図センター
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*1:縛りは緩く

*2:複数の地名の文字の一部を継ぎ接ぎする「合成地名」とは別の意味

*3:参考文献より