環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

艮神社の境内

国道375号から入る参道はすぐ右に曲り、鳥居・標柱ごしに拝殿が見える。参道と国道の間にある比較的新しい建物が神楽殿
境内の広さは三百坪以上。同所説明板には309坪、『広島県神社誌』には360坪とある。周囲が玉垣で囲まれていないので開放的というか、落ち着かないというか。

鳥居をくぐって左手には石碑が集まっていて、溜池工事や水利の誓約、土地の寄附者名といった、廻神地域*1の近代史を伝える。
境内社として、前項の厳島神社と稲荷神社のほか、大仙神社(大仙さん)が石碑の奥にある。ここの大仙神社の場合、祀られているのは「志那津比古命」「大山祇命」「倭速命」「埴夜須比売命」「日子穂々出見命」「須佐之男命」という面々*2

*1:廻神村→神杉村大字廻神

*2:表記は『広島県神社誌』による