環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

松尾神社の手前

明治44年、御建神社が近隣の神社を合併して現在地に移転。
昭和初年には京都から松尾神社を勧請して境内の向って左に鎮座する。
松尾神社の前に立っている狛犬は、台座に慶応3年*1の銘。140年ほどの間に境遇がころころ変わった様子。


その手前を取り巻く玉垣は、「當社再建寄附人名表」となっていて、大正3年*2の火災からの再建のための金額と名前が刻まれている。大きい柱では参百円や百五拾円、間にならぶ柱では五拾円で一本、参拾円の人は一本に二人分の名前。
それを見ていると、「円」の字体が今の形になる前の、横画が下にある様子がよく分かる。

参考

吟醸酒のふる里・東広島 東広島市観光ガイドのホームページ http://www.hh-kanko.ne.jp/index.html

*1:1867年

*2:1914年