御建神社の参道を降りると左手の囲まれた区画のなかに銅像が立っているのが見える。
昭和3年に作られた「木村静彦*1翁寿像」もまた昭和18年に供出したため台座のみとなっていた。供出された後すぐ、右に見える「木村翁銅像古跡之碑」が建てられて、その碑文によって供出までの経緯を伝えていた*2。
現在ある像が再建されたのが昭和63年。供出前の像は建畠大夢に委嘱して作られ、再建の際は同じ形で圓鍔勝三に委嘱された。
と、いうような経緯が左の石碑に刻んである。古さが違うだけあって、右の碑は苔の緑が目立つ。
*2:碑文の一部は削除されているが