環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

縮景園の消火器入れ

縮景園の東南隅のあたり、竹垣にとけこむように目立たない、でも多少は目立つように白い文字で「消火器」と。
「器」の字の中は「工」の形。

[説文]三上に「皿なり」とし、四口の形を「器の口に象る」、また犬に従うのは「犬はこれを守らしむる所以なり」という。諸家はみなこれを疑問としながらも、犬が犬牲であることに想到せず、そのため犬の部分を工に改めた字形もあり、常用字ではついに犬を廃して大と改めている。
白川静『字統』平凡社

「工」の方が省スペースで書きやすそうでもあり。