環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

大正の尾関山

三江線尾関山駅からすぐのところに聳える尾関山は、標高202m*1の丘陵全体が都市公園で、桜の名所として知られる。
現地の案内図に「大正初期、昔の城郭残塁の段を生かして広場、遊歩道をつくり、さくら、もみじなどを植えて現在に至っております。」とある。


山腹に立っている石碑にあるように、大正13年には「皇太子殿下御成婚記念樹」が何種類も植えられて一段と整備された。
石碑前面下部に樹種などが列挙されていて、読み取りにくいものもあるけれど「沙羅双樹」「千年木」「金盃樹」「素心臘梅」などの名が見える。

*1:案内図に。角川地名大辞典には198mと。