祇園公民館の敷地にある箱式石棺は「空長*1古墳群」から移されたもの。*2
埋蔵文化財データベース-倭国-
で詳細を見ることが出来る。『空長古墳群発掘調査報告書』(広島市教育委員会.1978)のPDFファイルもある。
昭和52年に大字西山本字空長*3の円墳4基が調査され、そのうちの2号墳の箱式石棺が翌年公民館に移された。すでに広島市域となっていたが、報告書序文で「本格的な発掘調査は、地元祇園町では初めてのこととあって町内の関心は高く」との意義が強調される。
報告書でいうと第4章。内法の全長220cm・東側*4の幅46cm・西側*5の幅35cm・高さ48cm。7枚前後あったらしい天井石は2枚が元の位置に、2枚が転落。