環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

海上川・海上側

護岸整備された海上川は水量の少なさが目立つ。
村界橋を過ぎた所の県道沿いに「地名 海上側」を解説する看板があり、


海上川の熊野側の平地を「海上側」と呼ぶことについて、「紀州の熊野と本町の間に、相似点が多く見られる」として、「新宮」の位置するところを河口部と見立てることで、「海上」の地名もその見立てに加わるようになる。
その表記が使われ続ける理由としてはあるかもしれないとともに、語源がそうであると断定するものでもないように見える。『地名の語源』*1に「海上(カイショ)(水田ある谷頭)」とある例に近いのかも。

*1:角川小辞典13