環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

落合の一里塚跡

瀬野大山の峠を境に東が賀茂郡、西が安芸郡となる。

西國路 東は賀茂郡界、上瀬野村より、西は廣島界、矢賀村に至る、(略)下瀬野村十一町餘、里堠一座、落合にあり、
藝藩通志』巻三十七 安藝郡

「里堠」が一里塚のことで、街道の両側に樹木を植えて目印とする。
「落合」は「榎山川」が瀬野川に合流するあたりのことで、瀬野駅の東に位置する。

合流点にほどちかい「榎山橋」が西国街道に相当し、その附近に「旧山陽道落合の一里塚跡」の碑がある。安芸ライオンズクラブによる建立。時友と同様、ゴミ収集所も併設。
榎山橋のすぐ上流側には国道2号と山陽本線が見える。