環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

多治比川下流部

吉田の街の南東部で江の川に合流する多治比川は、吉田の北西部、多治比の山奥を源とする。

市街地近くで合流するのは後相合川*1で、その先に吉田運動公園*2が隣接する。


公園の片隅に、川を背にして頌徳碑がある。甲立村(建立当時)出身の素封家日野洋曹が大正6年に亡くなった後、吉田町議会の議決を経て大正14年に建立されたもの。多治比川浚渫など各種の公共事業を成したことが称えられている。

戦前期広島県資産家に関する基礎資料(1) <資料> 戦前期広島県資産家に関する基礎資料(1) <資料> 戦前期広島県資産家に関する基礎資料(1) <資料>
の資料中の「役員兼任総括表」に名が見え、「(株)三次貯蓄銀行取締役兼支店長」(明治40年)などを務めている。