環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

福王寺山上の四国八十八ヶ所

下野岩太『郷土史話第十集 福王寺散策(上)』(1986)の年表に、
「一九〇一〜一九四二  境内御影堂前を第一番とする四国八十八箇所を金亀池を中心に山上に構築」
とある。その間の住職は三十三世から三十六世に亙る。


石仏にくくられた鉄板に四国の寺院の本尊や詠歌が記されている。


多くの場合、台座正面に楕円形の面があって寄進者名と町村名が刻まれている。右横書きで縁にそって若干カーブ。
この時期の地元は「安佐郡亀山村」。近隣の「可部町」の人名も多く見える。

あまり厚みがないようなので破損しているものも多い。セメントを攻めんといて、と。