環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

五日市橋上駅自由通路

五日市駅のように、上に天井がある通路なら、吊り下げられた方向指示を自然と見上げることになる。

自由通路の説明板によると、

その後JR西日本の経営となり、五日市駅広島市西部の主要駅になりました。昭和60年(1985)に橋上駅として自由通路が完成し、広電宮島線と共用できるようになり、南北のロータリーが完成しました。

とある。細かく辿ると、

国鉄五日市駅周辺開発事業
(略)
昭和五十九年度には南北の広場を結ぶ、都市計画街路としての横断陸橋の設計も終わり、国鉄当局とも密接な協力の下に、昭和六十年度から着工の段取りを迎えた。

村田清逸『広島合併』溪水社.1986

昭和60年 3月20日 広島市五日市町が合併
昭和62年 3月27日 広電五日市駅が現在地に移転
同年 4月1日 国鉄分割民営化

となる。

自由通路の南北がそれぞれ南口北口に通じ、北寄りにJRの改札口があり、中ほどに広電五日市駅の広島方面ホーム、南寄りに宮島口方面ホームへの下り口がある。