環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

伝清盛塚の飾り

昭和26年指定の、県の史跡としての名称は「伝清盛塚」。その塚の発端ははっきりしないにしても、ながらく平清盛と絡めて伝えられてきたという、意味づけの蓄積にも意味がある。陸地側手前にある「改修記念碑」も遺跡そのものではないにせよ、顕彰がなされたそれぞれの時代を伝えている。
伝清盛塚 : 呉市の文化財 伝清盛塚 : 呉市の文化財 伝清盛塚 : 呉市の文化財
の紹介ではなぜか「元暦元年(1184年)その功徳をたたえ,その供養のために清盛塚が建立されました。」と、断定調になっているけれども、現地の説明板では「元暦元年に建立されたと伝えられています」となる。


塚を正面から見られるように堤防の外に舞台が突き出ていたり、玉垣の外側を紅白の幕が取り巻いていたり、道路沿いには清盛関連の幟が並んでいたりと、時期が時期だけに塚の周囲の賑やかさも積み重なっている。