環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

説明板諸相・広邑新墾碑

安芸阿賀駅と広駅の間に「新広駅」が新設されたのが平成14年*1のこと。
すでに触れたものでは「新広駅周辺案内図*2」があり、そこでは駅ができてからの地図が描かれている。当然ながら。

駅前の国道を東に向かうと交叉点があり、公民館のある方の角に石碑が立っている。
広邑新懇碑 : 呉市の文化財 広邑新懇碑 : 呉市の文化財 広邑新懇碑 : 呉市の文化財
文化年間に多賀谷武兵衛が弥生新開を開拓した功績を讃える頼山陽の碑文で、昭和41年*3呉市文化財に指定されている。

もともとは、弥生新開の稲荷橋の西のたもとに建てられていましたが、道路拡張等により公民館のそばに移され、現在に至っています。

と説明板にあり、新墾碑脇の広郷土史研究会の刻字には昭和38年に移されたとある。


説明板そのものの設置年は見当たらないけれども、掲載の地図には新広駅は載っていないので、文中の「現在」はあまり最近のものではないらしい。*4

*1:2002年

*2:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20110326/1301156826

*3:1966年

*4:、とみるか、新墾碑がそこに立っている限り文中の「現在」は動き続けるとみるか